【代表 服部めぐみ】
6月11日 豊橋市障害者福祉会館「さくらピア」で『白杖の使い方講習会』がビギン主催で開催されました。見えない、見えにくい人が白杖を使って歩く方法を座学と実技を交えて浜松ウィズの歩行訓練士の先生に教えていただくもので5年ぶりの開催となりました。当日は視覚障害者受講生9名、ビギンメンバー9名の他にガイドヘルプボランティアの方や付き添いの方など先生を合わせて27名の方が図書談話室に集合し、歩く時の基礎知識・訓練を受けて歩くことの必要性・信号機の色や周りの様子を知らせるスマホアプリの紹介・日常生活用具の展示など盛りだくさんでした。
午後には雨の中、見える人のガイドに助けられながら外に出て、点字ブロックを白杖で確認する方法や、信号の色をスマホアプリで確認する体験などもでき好評でした。
豊橋市と豊川市では福祉サービスとして視覚障害者のための歩行訓練が事業化されていますが、コロナ禍の外出自粛により訓練を受ける人が減っているそうです。 ニーズはあるにもかかわらず、歩行訓練の大切さやそれを受けた後の外出がストレスなく安心安全に歩けることを知らない方が多いのです。
今回、先生から「自己流ではなく安全に確実に歩くために全盲でも弱視でも、付き添いがいなくても白杖を使っての歩き方を知ってほしい」と言われていたのが心に残っています。
受講生同士の交流も活発でお互いに刺激を受けたようです。
歩行訓練を受けて外出を楽しむ方が増えることを願って止みません。
ビギンでは「外に出よう！ 社会とつながろう！」を合言葉に、これからも中途視覚障害者の「はじめの一歩」を応援する行事を企画してきますので興味ある方は是非ご参加ください！
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開催日時 2023年6月11日（10：00～15：00）
会 場 豊橋市障害者福祉会館「さくらピア」 2階／図書談話室
参加者 27名（講師2名含む）
（講義）歩行訓練士による白杖の基本的な使い方、「視覚障害者歩行支援アプリ」の紹介など
体験前に実際に白杖を使い基本を学んだ（持ち方、振り方、リズム歩行のタッチ、スライド）
階段での昇降体験
スマートフォンを使い「視覚障害者歩行支援アプリ」の音声で信号機の色を確認する体験
白杖の基本操作を使い屋外での歩行体験