日 時 ― 2018年4月15日(水)/10:00~15:00
場 所 ― 蒲郡市勤労福祉会館
参加者 ― 46名(講師/盲導犬訓練士2名も含みます)
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中部盲導犬協会にご協力いただき、盲導犬の普及と理解を目的として、2011年豊橋市よりスタートした「盲導犬体験会」は今年で8回目の開催となりました。蒲郡市では2012年に開催され今回は2回目の開催でした。
午前は雨のため屋内のみの歩行体験でしたが、午後からは天気も回復し屋外での歩行体験ができました。
開会挨拶に続き講師の盲導犬訓練士より、盲導犬についての基礎知識やユーザーになるまでの流れなどをお話していただきました。参加者は2班に分かれ午前は、1班/歩行体験、2班/ユーザーとの懇談。午後は、2班/歩行体験、1班/ユーザーとの懇談と交代し体験希望者全員が歩行体験を行うことができました。
《講演/盲導犬についてのお話》
中部盲導犬協会の発足、運営、目的に始まり、盲導犬となる犬種、育成過程、盲導犬との歩行、排泄管理などや盲導犬貸与までの流れについて詳しく教えていただきました。
《盲導犬ユーザーとの懇談》
左:盲導犬ユーザー(ユーザー歴/4年目)
中央:パピーウォーカー
右:盲導犬ユーザー(ユーザー歴/10年)
懇談は質疑応答形式で行われました。参加者からの質問は、「大変だったこと、いやな思いをしたこと、必要な費用、医療費は保険に加入した方がよいのか?、地震など災害時はどうするのか?」などがありました。
ユーザーの回答は、「外出前に排泄(便)をさせる習慣づけることが大変でした。」、「外出時に多目的トイレで取っ手付きレジ袋を着け、袋の中に排泄できるようになると、外出でのストレスがなくなります。」
「苦労したこと、大変だったことは沢山ありましたが楽しい事の方が多く、大変だったことは忘れてしまいます。」などと答えていただきました。
《盲導犬との歩行》
ハーネスのハンドルを持つことにより、盲導犬が障害物を避けた動きや段差で止まった動きが手に伝わってきます。ハーネスのハンドルとリードは正しい持ち方で持たなければなりません。
《盲導犬との歩行》
アイマスクを着けて盲導犬歩行体験、スタートです。
犬の動きをハーネスのハンドルから感じとります。
《盲導犬との歩行》
左への方向変換は進行方向を失わないように90度で曲がります。
《盲導犬との歩行》
中部盲導犬協会では、盲導犬は建物のある壁側にして歩くという歩行ルールがあります。
《盲導犬との歩行》
階段の昇り降りです。階段の発見、確認し階段の前では必ず一度停止します。
《エレベーターでの体験です》
エレベーターへの乗り込みや降り方、エレベーター内での盲導犬の管理方法などを教えていただきました。
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【質疑応答・感想発表】
~多くの感想をいただいた一部を紹介します~
♪♪初めて参加しました。緊張して訳が分からない内に、盲導犬との歩行が終わってしまいました。慣れれば安心して身を任せて歩行できるようになると思いました。次回も参加したいと思います。
♪♪盲導犬体験会の参加は3回目です。初めての時はハーネスを持った瞬間、緊張して手が震え思うように歩行できませんでしたが、今回は安心して身を任せスムーズに歩くことができました。