ビギンのメンバー庄右衛門です。

 2021年6月30日で定年退職しました。 
私がこの会社で定年を迎えられたのは、ビギンに出会えたからです。
6年前の春先、金型工の私は緑内障の進行で視野が狭くなり思うように仕事ができなくなりました。ミスに怯えて、それでも乗り越えなければと一人で苦しみ退職するしかないと追い詰められていました。
どうしたら良いのか悩んだ末、相談相手を求めて社会福祉協議会を訪れたところ、視覚障害者を支援しているボランティアグループ「ビギン」を紹介されました。
 後日ビギンメンバーに会え、目に障害を持つことがどうゆうことかを教わりました。盲導犬体験会や点字教室、パソコン教室に参加して話しを聞いてもらうことで冷静に現状を受け入れることができ始め、会社の上司と面談し担当業務を変えてもらえました。以降、型清掃を担当して今まで働き続けることができました。
今思うのはビギンに出会えて良かった。ビギンを介して出会えた多くの視覚障害者の方々やサポーター、ボランティアの皆様には感謝の念に堪えません。
もし、6年前の自分のように一人で悩み苦しんでいる人がいたら『ビギンがここにいますよ!』と伝えたいです。

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